プログラマーの現状と需要の高さについて

独立行政法人情報処理推進機構が発行した「IT人材白書2020」によると、9割以上のIT企業が、IT人材の量が「大幅に不足している」もしくは「やや不足している」と回答しています。同じような状況が過去5年間続いていることからも、IT人材ひいてはプログラマーの人材は不足していることがわかります。そのためプログラマーの需要は非常に高く、求人サイトには多くのプログラマー求人が掲載されています。

しかし、こういった状況にも関わらず、「仕事がキツイ割に給料が安い」「ブラック企業が多い」といったIT業界へのマイナスイメージは未だ根深く、なかなかなり手がいないのが現状です。また、AI技術の飛躍的な発展によってプログラミングの自動化が進めば、プログラマーは仕事を奪われるのでは、といった心配の声も挙がっています。

こういった現状に対し、問題改善に動いているIT企業もあります。働く環境や収入をはじめとする待遇の改善に尽力している企業は多いので、そういった企業で働けば、プログラマーとしてイキイキと活躍することができるでしょう。
また、確かにAI技術の発展はプログラマーにとって大きな脅威かもしれませんが、人間にしか処理できない仕事はまだまだたくさんあります。今すぐすべての仕事をAIに奪われる可能性は低いので、プログラマーが必要な状況はまだまだ続くでしょう。

こうしたことから、プログラマーの将来は明るいといえます。ただ、単純なプログラミングスキルしかない場合、日々技術が更新されるIT業界で生き残っていくことは難しいため、自身の市場価値を高めていく必要があります。